【ANA】2/15、成田=メキシコシティ路線運航開始
こんばんは^^
今日は明後日15日から運航を開始するANA、成田=メキシコシティ路線についてご紹介したいと思います。
ついに明後日!!成田=メキシコシティ路線運航開始!
概要
ANAは2月15日より、成田=メキシコシティ路線を開設します。
日本の航空会社がメキシコシティ直行便を運航するのは今回が初となります。
以前はJALが成田=バンクーバー=メキシコシティ路線を運航していましたが、2010年にバンクーバー=メキシコシティ路線を運休。
現在はアエロメヒコ航空が日本で唯一メキシコシティへ向かう便を運航しています。
運航について
運航スケジュールは以下の通りです。
NH180 成田 16:40発 メキシコシティ 13:55着
NH179 メキシコシティ 01:00発 成田 06:35着(+1)
フライト時間はNH180で12時間15分、NH179で14時間35分の予定となっています。
往路と復路に2時間超の差があるのは定番の偏西風による影響です(笑)
機材について
機材はボーイング787-8型機、169席仕様が充当されます。
(画像出典:機種・シートマップ詳細[国際線]│ご旅行の準備[国際線]│ANA)
ビジネス46席、プレミアムエコノミー21席、エコノミー102席というクラス分け。
長距離路線にとってはプレミアムエコノミーという存在が一番大きいかもしれませんね。
また通常のボーイング787-8型機にはTrent 1000-C2というエンジンが搭載されているのですが、メキシコシティ路線に投入が予定されているJA820A,JA823A,JA827A,JA828AにはTrent 1000-Lという改良型のエンジンに置き換えられました。
なぜ、わざわざエンジンを置き換えたのでしょうか。
その秘密は就航地であるメキシコシティ国際空港にありました。
メキシコシティ国際空港の標高は2230メートルと、世界の主要空港の中でも高高度の空港で、富士山の五合目に匹敵するほどです。
酸素が薄く、通常の長距離国際線用787-8のエンジンでは離陸時に燃焼効率が低下してしまうため、乗客数を定員より少なくするなど運航に制約が生じてしまいます。
トレント1000-Lは、787の長胴型で787-8よりも機体重量が重い787-9用トレント1000のハードウェアをベースに、高高度の空港での離陸に適したチューニングを施したもので、ANAによると、離陸時の推力が約6%上がることで、寒い時期であれば満席でもメキシコシティ空港を離陸できるとのことです。
(参考文献:ANA、787のメキシコ用新エンジン公開 高地に対応)
運賃について
せっかくなので今日(2/13)現在の初便価格を見ていきたいと思います。
エコノミークラス
エコノミークラスは運賃、旅客保安サービス料、旅客サービス施設料、観光税、航空保険料及び燃油特別付加運賃込みで471,740円。
プレミアムエコノミークラス
プレミアムエコノミークラスは運賃、旅客保安サービス料、旅客サービス施設料、観光税、航空保険料及び燃油特別付加運賃込みで484,740円。
エコノミークラスと13,000円しか変わらないので12時間を超えるフライトとなるとこちらを選択した方がお得に・楽にメキシコまで行けそうですね。
ビジネスクラス
ビジネスクラスは運賃、旅客保安サービス料、旅客サービス施設料、観光税、航空保険料及び燃油特別付加運賃込みで655,740円。
エコノミー、プレミアムエコノミーとは異なりラウンジの利用が可能となっています。
ちなみに、ビジネスクラスは執筆現在の時点で残席1席でした。(2/13 22:29)
アエロメヒコ航空による競争路線
現在、成田からメキシコシティへはアエロメヒコ航空が週5便で運航を行っています。
(3月2日より毎日運航へと増便)
運航スケジュールは以下の通りです。
AM57 成田 15:25発 メキシコシティ 13:05着
AM58 メキシコシティ 00:35発 成田 06:20着(+1)
ちなみに先ほどもお伝えしましたが、ANAが新規開設する運航スケジュールは以下の通りです。
NH180 成田 16:40発 メキシコシティ 13:55着
NH179 メキシコシティ 01:00発 成田 06:35着(+1)
比較してみると時間にあまり差はありませんね。
では、料金も比較してみたいと思います。
比較対象日はANAの料金を出した2/15です。
エコノミークラス
こちらがエコノミークラス。航空券代金(燃油サーチャージ込)、国内旅客サービス施設使用料、海外空港諸税込みで294,740円。
ANAのエコノミーが471,740円なので、アエロメヒコの方が177,000円も安いということになります。
ビジネスクラス
こちらがビジネスクラス。航空券代金(燃油サーチャージ込)、国内旅客サービス施設使用料、海外空港諸税込みで635,740円。
ANAのビジネスが655,740円なので、アエロメヒコの方が20,000円安いということになります。
筆者の個人的感想
ANAとアエロメヒコの運航時間はあまり大差がなく、どちらを利用しても時間的な差はないかなと思います。
エコノミーの料金は177,000円の違い。
ここが大きな違いですね。
料金的にはアエロメヒコの方が魅力的ですが、長時間のフライトとなると自国の航空会社の方が安心感も生まれ、機内食やサービスにも満足できるのかなと思います。
ビジネスの料金は20,000円の違い。
長距離路線となるとここにはあまり差がないかなと思います。
ちなみに今回の比較は両社ともに2/13現在でのHPから確認できる最安値となっています。
価格のタイプ等は異なっているので、運賃の比較としては正しくないことをご了承ください。
あくまで2/15の成田発メキシコシティ着の片道最安値を取り上げたまでです。
ANAはここ数年でクアラルンプール、シドニーなど世界各地に運航の幅を広げています。
今回のメキシコシティ路線開設もどうなるのか見どころですね。
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