KINCHANの Without lens cap

中部国際空港、県営名古屋空港を拠点に航空機等を追いかける高校生がお送りするひこーきブログ。飛行機、空港、航空会社等のネタを中心にたまに旅行記や雑学ネタ等も。はてなスターをつけていただけると励みになります。読者登録も大歓迎。随時相互リンク受け付けています。ご意見、ご要望、ご質問、ご提案などはお気軽にコメント又はメールへ。kinchanrjggrjna@yahoo.co.jp

今日もヒコーキに会いに行く

先日、東京ニュース通信社より発売されたTVBros.2016年12月31日号にて「2016ブロスコミックアワード」が発表されました。

様々な部門がある中、現場主義部門にて1位を獲得した作品がこちら。

 

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蘭木流子さん作、"今日もヒコーキに会いに行く"です。

今日はそちらをご紹介したいと思います。

 

著者の蘭木流子さんは1984年、東京都生まれ。旅客機愛好家のイラストレーター、漫画家としてご活躍されています。また現在は、雑誌「月刊エアライン」(イカロス出版)にて4コマ漫画コラム「ヒコーキ女子の生態学」、ニュースサイト「おたぽる」にて漫画「ヒコーキ女子のコンテンツ探訪」を連載中。

「ヒコーキ好きの女性って珍しいなぁ」と思われる方、結構いるのではないでしょうか?

実際、ヒコーキは男女問わず多くの方に愛されており、中でもヒコーキ好きの女性のことを"空美"と呼ぶことも。

蘭木さんにどうしてヒコーキのことが好きになったのか伺ってみたところ、

 

「子ども頃、空港で飛行機が飛び立つところを初めて見て、その迫力に圧倒され、飛行機が好きになりました。母親が元々航空会社の職員だったので、その影響も大きかったと思います。」

 

とお答えいただきました。

 

そんなヒコーキが大好きな蘭木さんの"今日もヒコーキに会いに行く"は、今年3月に発刊されました。

筆者はこれまで蘭木さんの作品を月刊エアラインで毎月見ていたので、発刊とほぼ同時に購入。

去る3月20日に中部国際空港にて行われたイベントにて蘭木さんから直接購入させていただき、さらにサインをいただくこともできました^ ^

 

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こちらの本は全部で6章で構成されています。

ここはさすが蘭木さん、各章を第○章という表記ではなく ○th Flight.という表記をされていてヒコーキ愛がとても滲み出ています笑

目次の時点でヒコーキ好きの方にはたまらないのではないでしょうか?

 

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内容は撮影現場レポートやヒコーキ撮影スポットをまとめたマップ、自身のこれまでの経験などが約160ページに渡って紹介されており、ヒコーキが好きな方もそうでない方も楽しめる内容となっています!

 

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またカラー漫画になっている為、読みやすく内容もとてもわかりやすいです!

ここのヒコーキ欠乏症の場面、個人的に結構お気に入りだったり…^^;

 

また、最後の方には過去に月刊エアラインで掲載された「ヒコーキ女子の生態学」(4コマ漫画)が再録されています。

たった4コマの中に共感できる内容がぎゅっと詰まっているのが蘭木さんの作品の魅力だと思います。

 

そんな"今日もヒコーキに会いに行く"を執筆されたきっかけを蘭木さんにお伺いしてみると、

 

「ヒコーキの漫画を描かせていただいているwebサイト「おたぽる」の担当編集さんが、単行本を企画してくださったことがきっかけです。漫画でヒコーキ趣味の楽しさが少しでも広まれば嬉しいなと思い、書き下ろしも加えて出版することになりました。」

 

とのこと。

既に読んだことのある方はご存知だと思いますが、この本は「漫画でヒコーキ趣味の楽しさを広めたい」という蘭木さんの思いがとても伝わってきます。

 

まだ読んだことのない方も、既に読んだことのある方も年末年始はこの本を読んでみてはいかがでしょうか?

2016ブロスコミックアワードにて現場主義部門1位を獲得した理由がきっとわかるはずです!

 

最後に、今回この記事を作成するにあたり御協力いただいた蘭木さんからメッセージをいただいたのでそちらをご紹介!

 

「 この本は、“ヒコーキ趣味の世界を知らない人”に向けて、「ヒコーキ趣味の楽しさが伝わればいいな」という想いで描きました。が、ヒコーキファンの方々にはお馴染みの航空カメラマンさんたちにも取材させていただいているので、“すでにヒコーキが好き!”というかたにも楽しんでいただける内容になったかと思います。ぜひ、読んでみてくださいませ!」

 

 

出典・参考文献:蘭木流子 「今日もヒコーキに会いに行く」イースト・プレス