【千葉・幕張/浦安】レッドブルエアレース千葉2017開催へ
こんばんは^^
今日は2017年6月3日・4日に開催されるレッドブルエアレースについて紹介したいと思います。
レッドブルエアレース千葉2017開催へ
概要
2017年6月3日・4日の2日間、千葉県にてレッドブルエアレース千葉2017が開催されます。
場所はレースエリア:千葉県立幕張海浜公園、レースエアポート:浦安市総合公園となっています。
レース内容は国際航空連盟(FAI)公認の飛行機レース世界選手権、全8戦の第3戦
世界トップクラスのレースパイロット14名が参加する予定です。
コースレイアウト、スケジュール、エリアマップ等は以下のサイトよりご確認ください。
コースレイアウト・エリアマップ・タイムテーブル – レッドブル・エアレース千葉2017 オフィシャルチケットサイト|Red Bull Air Race CHIBA 2017
レッドブルエアレースについて
世界最高の飛行技術を持つレースパイロットたちが、最高時速370km、最大重力加速度10Gの中、操縦技術の正確さ、知力、体力、そして精神力の限りを尽くしてタイムを競うFAI(国際航空連盟)が公認する究極の三次元モータースポーツです。今シーズンは、3年連続の千葉大会をはじめ、ロシア・カザンでの初開催やひさびさとなるアメリカ・サンディエゴを含む、世界全8戦を行います。
2016年度の千葉大会では2日間で延べ9万人を動員。テレビや雑誌、インターネットを通じて、全世界で億単位を超える人々に興奮を届けました。
レッドブル・エアレースとは? – レッドブル・エアレース千葉2017 オフィシャルチケットサイト|Red Bull Air Race CHIBA 2017
日本の名機「零戦」がレッドブル・エアレース千葉2017に登場!!
「レッドブル・エアレース千葉2017」のスペシャル・サイドアクトとして、かつて日本の航空技術の粋を集めた名機「零戦」が、約70年ぶりに翼をさずかり、東京湾の空へ戻ってきます。
今回は、零戦の解説を旧日本海軍機探訪①~遊就館 零戦五二型~ - ふらっと飛行機旅を執筆したMyoukouさんにお願いしたので、そちらをご紹介したいと思います。
今回飛行する零戦について
(画像提供:Myoukouさん ※画像は今回飛行するものとは異なります。)
[背景]
今回レッドブルエアレースにて飛行する零戦は、戦後パプアニューギニアに放置されていた残骸を、開発当時の設計図を元に零式艦上戦闘機二二型(A6M3 Mod.22)仕様に復元した機体です。
※詳細は不明ですが、元々の残骸は別の型だった可能性がある模様。
現在はゼロエンタープライズ社取締役の石塚氏が所有しており、日本人(個人)が所有している零戦はこの一機のみ。
今回は、同社が展開する「日本人パイロット」の操縦による「日本人所有の零戦」の「日本国内」での飛行を目的とした『零戦里帰りプロジェクト』の一環としてレッドブルエアレースに参加することとなりました。
本機は世界中の様々な航空ショーに参加した実績を持っていますが、レッドブルエアレースへの参加は初であることに加え、東京湾上空を飛行するのは戦時中以来約75年ぶりだということです。
[塗装]
機体番号「AⅠ-112」
第一航空戦隊所属 赤城搭載の艦上戦闘機12番機 を表す番号が付されていますが、映画「パールハーバー」の撮影に使用した際の名残であり、二二型はミッドウェイ海戦(1942.6.5)で赤城が沈んだ後の1942年末に開発された機体なので、実際に二二型にこの機体番号が付された史実は存在していません。
また、二二型は三菱重工でのみ製造された機体ですが、本機は流線塗装が特徴の中島飛行機塗装である点も史実と異なっているそうです。
因みに実際の「AⅠ-112」は二一型であり、全体色が深緑ではなくベージュであった点も史実と異なる点のひとつだそうです。
{参考:レジ番の読み方}
A…第一航空戦隊所属
Ⅰ(ローマ数字の1)...(一航戦所属なので)赤城艦載機
-...ハイフン
1○○...艦上戦闘機を表す(艦爆は2○○、艦攻は3○○)
12(下二桁)...12番機
[エンジン]
発見された際に搭載されていたオリジナルの栄(サカエ)二一型エンジンは、とても再利用できる状態にはなく、栄エンジンと同等馬力を発揮するP&W 社のR-1830というモデルが使用されているそうです。
そもそも零戦二二型って何?
(三二型(A6M3)(福岡県筑前町立太刀洗平和祈念館にて展示)
上記でも紹介しましたが、1942年末に三菱重工によって開発された機体です。
機体型コード(A6M3 Mod.22)からもわかる通り、三二型(A6M3)(福岡県筑前町立太刀洗平和記念館にて展示)の航続距離短縮という欠点を補うために同機の翼端を延長させる改修を施し、改善を図った型となっています。
通例では三二型の次型なので四二型となるはずでしたが、「死ニ」とも読めてしまうため新型としてではなく、あくまで改修型(Mod.)という名目で無理やり二二型とした、などという逸話も存在している模様。
武装強化型の二二甲型を含め560機が三菱重工によってのみ製造され、山本五十六搭乗機護衛でも知られるエースパイロット 杉田庄一の搭乗機としても有名です。
伝説の航空機「DC-3」が幕張の空を舞う
レッドブル・エアレース千葉2017のサイドアクトの一環で、伝説の航空機として世界中のファンを魅了する「DC-3」が、会場となる千葉県立幕張海浜公園の上空に登場します。
双発プロペラ機の「DC-3」はダグラス・エアクラフト社(現ボーイング社)が開発した旅客機・輸送機で1935年に初飛行。
その丈夫さ、低燃費、長距離輸送力により、航空産業を支えた往年の名機として名高いです。
しかし、今や飛行できる機体は世界で約150機。
そのうちの貴重な1機がまもなく幕張上空にその姿を現します。
幕張に飛来する「DC-3」の処女飛行は1940年。
その後、アメリカン航空に納入され北米の民間機として世界各地で飛行を続けました。
そして2008年にはスイスの時計メーカー、ブライトリングによって完璧に修復され、「ブライトリングDC-3」ワールドツアーとして、2017年3月にスイス・ジュネーブを出発。中東、インドを経て東南アジアと、世界各地をまわりながら、日本へやってきます。(ブライトリングDC-3が日本で展示飛行するのは初めてのこと)
さらに、通常は旅客機として大空高く飛ぶフライトプランとなっていますが、「レッドブル・エアレース千葉2017」ではスペシャル・サイドアクトとして、いつもよりも高度を下げて、低空周回(ローパス)しながら千葉の幕張海上を飛行する予定です。
その優雅な飛行姿を間近に見られるのは「レッドブル・エアレース千葉2017」の会場だけ。
航空ファンはもちろん、老若男女、ファミリーまで、素晴らしい体験となることでしょう。
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