【MRJ】JA22MJ、北米に向け離日。
こんにちは^ ^
三菱リージョナルジェット(以下、MRJ)の飛行試験2号機であるJA22MJが今日午前9時19分、北米へ向かうべく経由地のグアムへと離日していきました。
近日HFアンテナの装着が確認されたり、普段平日にしか飛ばないはずのMRJが先週土曜にトレーリングコーンを外して飛行したりと離日を示唆していたJA22MJ。
年内の離日は覚悟していたものの、いざ離日してしまうと計画が進んでいることがわかり嬉しい反面やはり悲しいものです。
筆者が撮影したのは12/6のテストフライトのみ。
この日は天候条件があまり良くなかった為、リベンジをしようと考えていた所でした。
飛行試験1号機であるJA21MJの次に初飛行を果たしたはずのJA22MJ。
しかし、それよりも後に初飛行を果たしたJA24MJに離日を先越されたりしたなど、JA22MJには長い道のりがあったことを皆さんご存知かと思います。
三菱航空機の計画資料によるとJA22MJは機能試験・性能試験を主とし、2016年1月〜3月に初飛行、その後国内試験を行い2016年7月〜9月には渡米する予定でした。
そんなJA22MJにこれまで何かあったのか、軽くまとめてみました。(まとめた内容に追加内容等があればこちらのブログにコメントしていただけると幸いです。追加内容をいただき次第更新させていただきます。)
2015年6月 全機振動試験(GVT)実施を発表
2016年5月23日 初走行試験
2016年5月31日10時14分 初飛行
2016年10月13日 不具合により能登空港に着陸
2016年12月14日9時19分 北米に向け離日
初飛行から離日まで約半年ほどかかりました。
一方の4号機は2016年9月25日に初飛行、2016年11月15日に渡米とわずか2ヶ月弱。
この差には色々な理由があるかとは思いますが、2号機に圧倒的な遅れが出たのにはやはり10月の不具合が関連してるのでしょうか。
飛び立った以上まずは北米に無事到着し、1,4号機と共に順調に試験を続けて欲しいと思います。
話は変わりますが、日曜日の中日新聞の一面に衝撃の記事が。
MRJ初号機納入見送り
この見出しに驚きが隠せなかった方、たくさんいるのではないでしょうか。
どうやらANAに納入する予定だった量産初号機を飛行試験6号機とするそうです。
飛行試験が思う様に進まなかった為でしょうか。
「転用した試験六号機は、五号機とともに愛知県営名古屋空港を拠点に飛行試験する見通し。」とのこと。
色々と延期が続いていますが、それをさらに引き延ばさない為にも妥当な判断かと筆者は思います。
世界各社より受注を承っている以上、まずは試験を無事に完了して欲しいと思います。
今後恐らくJA26MJとして試験を始めることとなる飛行試験六号機。
カラーリング等も気になる所ですね。